甘やかして、私だけ





__またそうやって・・・



「からかう…だけ、からって…いなくなるの?…」



ほとんど意識を手放した後、自然と出た言葉…



「えっ?」


「スースー…」


「ん?寝てる…?」



はぁ…と呆れたようなため息のあと…



「俺が、どれだけあかねちゃんに会いたかったか知らないでしょ…?」




しらないよ…そんなこと__




「もう、絶対、離れないから・・・」



ーー「おやすみ、あかねちゃん」





意識が遠のくなか


髪を優しくなでる大きな手



とっても心地よくて・・・









ーー「好きだよ、あかね」


チュッ






チュッ?


んんっ?



これは…夢?


おでこにキスされたような・・・










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