甘やかして、私だけ



「じゃあさ、友子。明日、二人で泊りにいこっか‼」


そういった杏奈に青ざめる





「ダメダメっ‼無理だよ。今、布団使ってるから!」



それに、三村くんの存在にも絶対に気づかれる!!





「え?…
あかねんちに泊まるなんて言ってないよぉ~?」







・・・・・しまった。!!!




確信犯的顔をした二人に見つめられる





「あれぇ~、あかねってベットで寝てなかった?」

「そうそう、三人でお泊り会した時__」




もう、白状しよう。。。


だから、嘘は苦手なんだ。。。





「唐揚げ食べてもいいですか?」



「「もちろん!!!」」




ピッタリと揃った声に先が思いやられる・・・







:*:*~



「私行ったことある!そのお店!」


「え!あの、イケメンとあんた一緒に住んでるの!?」



「ええ。色々ありまして・・・。」



「わたし、今日のチラシ取ってあるよ!」



そういって、出してた一枚の紙



優しい色合いで書かれた、極上リラクゼーション♪の文字


その下には担当スタッフの顔写真と名前…


その中には、見慣れた顔があって・・・



クーポンが付いてるからって

朝、女社員に配られたやつなんだけど…











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