甘やかして、私だけ
*Ⅵ*
*:*~~
「今日も結構、暑くなるんだー」
朝の天気予報を見てつぶやく
海に行ったのは昨日・・・
今日からいつも通り出勤なのです
今日からまた頑張ろっ!!
「よしっ!」
気分を上げるためお気に入りの靴を選ぶ
すると、
「あかねちゃん、今日スカート短くない?それに透けてね?」
歯磨きしながら玄関先に現れた三村くん
出勤時間が私より遅いから、いつもこうして玄関まで見送ってくれるんだけど
今日は、目線の先に、今日から身に着けた新しいスカートが…
「そうかな?でも、レースは最近の流行なの!!」
玄関口の鏡で確認するけど、そんなにへんかな?
「そーなんだ。でも、ちょっとエロい…」
「なっ!朝から何言ってんの!?」
「変な男には気を付けてね…」
その前に、目の前の三村くんに気を付けるわ!
「そうだ、俺、今日ちょっと帰り遅くなるかも」
「了解ー」
お仕事忙しいのかな?
って、それより早くいかなきゃ!
「じゃ、男性社員を悩殺しに行ってきま~す♪なんてね~」
新しいスカートを履こうとも私にそんな能力は身につかないけどね!
ドアを開け三村くんにひらひらと笑顔で手を振る
「…いってらっしゃい。」
新しい服着たり、お気に入りのもの身に着けると、テンション上がるよね!!
「ふんふふ~ん♪」
私は、足取り軽く会社へ向かったのだった・・・