甘やかして、私だけ


やっと自宅に着いたヘロヘロな私…


「ここもくらぁ~い・・・」


うわ~ん



靴を脱いで、リビングの電気をつける




「まだ帰って来てないんだ…」


やっぱり帰りが遅いみたい・・・



”帰って来てるかも…”って


期待が外れてさらにテンションが下がる





”ぐぅ~”


こんな時でもお腹は空くんだよね~


「はいはいっ」


自分のお腹の音に返事をして、冷蔵庫を開ける




あれ・・・?


「ご飯作るのこんな面倒だったっけ?」



あーやっぱり残業のせいじゃん!疲れたぁ!!



違和感を感じながらも、体力を振り絞って食事を済ます





*:~



「ふぅ~」

お水を飲み一息つく


お風呂も済ませ、あとは寝るだけなんだけど・・・



さっき敷いてあげた布団を見る



「もー遅いよ‼」



”ぼふっ”


まだ誰も寝ていない布団にダイブする




そして、


「んーなんかいい匂いする…!」


三村くんの匂いだ・・・


三村くんがいつも使ってる枕に顔をうずめる私は、


完全に変態の自覚あり。





「疲れた疲れた!なぐさめてよぉ…誰か…」


誰かと言いながら頭に浮かんでいるのは、なぜか、三村くんで












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