冷徹上司と同居中
ギャップ萌え
コンコン

コンコン

「おーーーーーーい」

「ん…………朝…?って今日仕事!?!?」

「この部屋は…あっ、お部屋かしてもらったんだ!」

私は急いでドアを開けて飛び出す。

「へぶっ!!!!」

「おいおい…大丈夫か?」

何かにぶつかって鼻を擦る私の前に、櫻井さんが立っていた。

「すっ…すみませんんんんんんん」

「朝から賑やかだな」

「今日仕事ですよね!あっ…スーツ実家だ…そういえば着替え持ってない…あっメイク道具も…」

「静かに!!!!」

あたふたする私を静める櫻井さん。

「スーツは朝買っていけばいいだろ。化粧品も部屋着も買えばいい」

「でもそんなお金持ちじゃないですよ…」
< 12 / 44 >

この作品をシェア

pagetop