冷徹上司と同居中
「えっ…そんなっ…櫻井さんの考えすぎですよっ」

「言ってもだめなら…」

櫻井さんが私の胸元に唇を当てる。

ちゅうっ──

「いっ…」

チクっとした痛みがはしったあとすぐに、櫻井さんは私の太ももをグッと持ち上げる。

「やっ…」

次は太ももに唇を当てたかと思えば、またチクっとした痛みがはしった。

「これ見られたくなかったら、さっき俺がいった事守るんだな」

よく見ると2箇所にキスマークがつけられている。

「櫻井さんっ…もう…」

こうして、私のスーツはびっしりとした着こなしになった。
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