冷徹上司と同居中
その後、一緒に通勤をした。

社内はすこしざわついたけど、櫻井さんは気にしていないようだった。

その日は周りから不思議な目を向けられたが、特に何もなく無事櫻井さんの家に帰宅した。

と思われたその時。

「鍵…もらってない…」

「まさかの外で待機………」

ガッカリしているとき、櫻井さんの声がした。

「何してるんだ?」

「鍵空いてなかったので…」

「あっ…悪かった!鍵あとで渡す。とりあえず中は入れ」


リビングのソファに座る。

櫻井さんは、合鍵を私に渡す。

「これで、いつでも安心だな。あと、たまに呼ぶ櫻井さんってのやめよう。」

「でも上司ですし…」

「結城さん にしよう」

「ふふっ…本気ですか?」
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