冷徹上司と同居中
振り向くと、雨宮はバンザイをしてこっちを見ている。

「なんだ?」

「脱がせてくらさい!!」

「………はぁ?」

「着替えろって言ったの結城さんじゃないれすか…責任もってくらさいよ!」

酔いすぎて頭がおかしくなっているようだ。

「襲ってもいいなら脱がしてやるよ」

と冗談で囁いてみる。

「負けないもん!かかってきてくらさいよ」

「言ったからな?」

俺は少し罪悪感のあるまま、雨宮の服を脱がす。

「お前…シャツの下…下着しかしてなかったのか?」

「あたりまえれす」

なんてやつだ…

普通透けるとか考えないのかこのバカは。

そう思いながら、スカートも脱がす。
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