私の失恋の行き着く先は…No.4
何度も揺さぶられ、何度も絶頂を迎え、それこそ一ミリも隙間なく愛された。
気づけば外は明るくなりつつあった。
「がっつく歳でもないんだけどな」
課長の体力は無限大なのか。
「身体、大丈夫?無理させてしまった」
「すぐには起き上がれないですけど、少し休めば、多分大丈夫かと」
課長の逞しい腕に抱き締められて胸に顔を埋めた。
「夢じゃないよな」
「夢じゃありません。ずっと柊さんの傍にいさせてください」
「梢」
「はい」
「愛してる」
「しゅ…、んんっ!」
唇を塞がれ、またしても組み敷かれた。
まだ当分、寝かせてもらえそうにないらしい。