私の失恋の行き着く先は…No.4
一体なんの話だ?
田中部長は納得したのか、手を振りながら去っていった。
その後は、まぁ、大変で…。
恥ずかしさマックスで限界を越えた私は、デスクに突っ伏した。
フロアから逃げようにも、どうにも身体が動かなかったから。
なぜか鈴森課長はすっきりした顔で仕事に戻っていたし。
斎藤部長は肩を震わせて笑っていた。
他の人たちは、仕事どころじゃない大騒ぎ。
その騒ぎを聞きつけて他部署の人たちもやって来る始末。
穴があったら入りたい。
そのまま地中深く埋めてほしい。
そんな心境だった。