エリート上司の甘く危険な独占欲
「わかった、いただくわ」
あーん、と口を開けると、小さな三角形のサンドイッチを口に押し込まれた。さすがに大きくて、華奈は右手で口を押さえながら頬張った。
やっと飲み込み終わったとき、華奈のサラダとコーヒーが運ばれてきた。
「おまたせしました」
華奈の前にサラダとコーヒーが置かれた。まずはコーヒーカップを取り上げ、一口飲んだ。ふうっと息を吐き出したとき、左側から颯真の声がする。
「俺からも、はい、あーん」
「ええっ」
驚いてそちらを見ると、颯真がおろしポン酢のかかった唐揚げを箸で挟んで、華奈の口元に近づけている。
「ぶ、部長!?」
華奈は頬を赤くして彼を見た。
「おろしポン酢だから、食欲がなくても食べられると思うよ」
「だからって――」
文句を言いかけた口に唐揚げを入れられ、華奈は目を見開いた。
「あー、いいなぁ。私も唐揚げほしいですぅ」
前の席で梓が甘えた声を出した。
「いいよ、どうぞ」
「やったぁ!」
梓はあーんと口を開けかけたが、颯真は梓のデミグラスハンバーグプレートの端に唐揚げを置いた。
華奈はドギマギしながらもぐもぐ口を動かして唐揚げを飲み込んだ。
あーん、と口を開けると、小さな三角形のサンドイッチを口に押し込まれた。さすがに大きくて、華奈は右手で口を押さえながら頬張った。
やっと飲み込み終わったとき、華奈のサラダとコーヒーが運ばれてきた。
「おまたせしました」
華奈の前にサラダとコーヒーが置かれた。まずはコーヒーカップを取り上げ、一口飲んだ。ふうっと息を吐き出したとき、左側から颯真の声がする。
「俺からも、はい、あーん」
「ええっ」
驚いてそちらを見ると、颯真がおろしポン酢のかかった唐揚げを箸で挟んで、華奈の口元に近づけている。
「ぶ、部長!?」
華奈は頬を赤くして彼を見た。
「おろしポン酢だから、食欲がなくても食べられると思うよ」
「だからって――」
文句を言いかけた口に唐揚げを入れられ、華奈は目を見開いた。
「あー、いいなぁ。私も唐揚げほしいですぅ」
前の席で梓が甘えた声を出した。
「いいよ、どうぞ」
「やったぁ!」
梓はあーんと口を開けかけたが、颯真は梓のデミグラスハンバーグプレートの端に唐揚げを置いた。
華奈はドギマギしながらもぐもぐ口を動かして唐揚げを飲み込んだ。