エリート上司の甘く危険な独占欲
颯真は両手で華奈の頬を包み込み、彼女の目を覗き込んだ。
「モールで服を買っていこう。そうすれば、明日、華奈はここから出社できる」
熱を宿した瞳に見つめられ、華奈は浮かされたようにうなずいた。
颯真との買い物は思った以上に楽しかった。彼と寝たあとの着替えを買う、という事務的な作業ではなく、まるでショッピングを楽しむ恋人同士のようだ。
「とりあえず別のブラウスを着てればなんとかなります」
華奈はそう言って、印象が変わって見えるよう、ビジューのついた白のカットソーを選んだ。たが、颯真はマネキンが着ているキャメル色のジャケットに目を留めた。
「あの色、絶対華奈に似合う。華奈のためにあるような色だ」
「えっ」
ウエストが絞られたシャープなデザインで、オフィスにぴったりだ。華奈が選んだ白のカットソーにもちょうどいい。
とはいうものの、ここはアウトレットとはいえ、ブランドショップだ。
華奈が迷っている間に、颯真は店員を呼んで同じ物を持ってきてもらった。二十代半ばくらいのショップ店員は、ジャケットを差し出しながら愛想よく華奈に話しかける。
「モールで服を買っていこう。そうすれば、明日、華奈はここから出社できる」
熱を宿した瞳に見つめられ、華奈は浮かされたようにうなずいた。
颯真との買い物は思った以上に楽しかった。彼と寝たあとの着替えを買う、という事務的な作業ではなく、まるでショッピングを楽しむ恋人同士のようだ。
「とりあえず別のブラウスを着てればなんとかなります」
華奈はそう言って、印象が変わって見えるよう、ビジューのついた白のカットソーを選んだ。たが、颯真はマネキンが着ているキャメル色のジャケットに目を留めた。
「あの色、絶対華奈に似合う。華奈のためにあるような色だ」
「えっ」
ウエストが絞られたシャープなデザインで、オフィスにぴったりだ。華奈が選んだ白のカットソーにもちょうどいい。
とはいうものの、ここはアウトレットとはいえ、ブランドショップだ。
華奈が迷っている間に、颯真は店員を呼んで同じ物を持ってきてもらった。二十代半ばくらいのショップ店員は、ジャケットを差し出しながら愛想よく華奈に話しかける。