口づけは秘蜜の味
「坂下は…どうした?こんな所で……具合でも悪いのか?」
そんな風に心配してくれるなんてちょっと嬉しかった
「いえ、友人の付き添いです」
そこで幼馴染とのやり取りなどを軽く事情を話すと
「それなら車で来ているから…ご友人とキミを送っていくよ」
と申し出てくれた
「え、あ、いや……タクシーで行きますから!」
すると神上部長が冷ややかな
少し呆れたような目でこちらをみた
「タクシーはこの時間呼んでもなかなか来ないぞ?
それなら具合悪い友人を待たせるより…早く送ってやった方が良いだろう?」
「た、確かに……」
先程は少し動揺して見えたがもうすでに
いつものように冷静な口調だ
「こういう時は甘えておけ」
しかも、ダメ押しでそう言われたら「はい」と頷くしかなかった
神上部長の言葉に甘えて
サヤを連れて家まで乗せて貰った
住宅街にあるサヤとシンヤの新居
その住宅街の道の路肩に静かに停めて
「ここで待機しておくから、扉までついて送ってくるといい…」
と言われ、そうした
ドアを開けると飛行機をキャンセル待ちで乗ったらしい
シンヤも先程家についたと連絡があった通り
ちょうどついた所だったらしいので
サヤをそこで引き渡す
「助かったよ!舞花、ありがとな」
「シンちゃん大袈裟なのよ……舞花ありがとう!神上さんにも改めてお礼を伝えてね」
「うん……じゃ、また…」
恥ずかしそうにシンヤに寄り添うサヤと
大事そうにサヤを抱きかかえたシンヤを見て
何だか心からほっこりした
もう…私の初恋はちゃんと終わってる
そう感じた
そんな風に心配してくれるなんてちょっと嬉しかった
「いえ、友人の付き添いです」
そこで幼馴染とのやり取りなどを軽く事情を話すと
「それなら車で来ているから…ご友人とキミを送っていくよ」
と申し出てくれた
「え、あ、いや……タクシーで行きますから!」
すると神上部長が冷ややかな
少し呆れたような目でこちらをみた
「タクシーはこの時間呼んでもなかなか来ないぞ?
それなら具合悪い友人を待たせるより…早く送ってやった方が良いだろう?」
「た、確かに……」
先程は少し動揺して見えたがもうすでに
いつものように冷静な口調だ
「こういう時は甘えておけ」
しかも、ダメ押しでそう言われたら「はい」と頷くしかなかった
神上部長の言葉に甘えて
サヤを連れて家まで乗せて貰った
住宅街にあるサヤとシンヤの新居
その住宅街の道の路肩に静かに停めて
「ここで待機しておくから、扉までついて送ってくるといい…」
と言われ、そうした
ドアを開けると飛行機をキャンセル待ちで乗ったらしい
シンヤも先程家についたと連絡があった通り
ちょうどついた所だったらしいので
サヤをそこで引き渡す
「助かったよ!舞花、ありがとな」
「シンちゃん大袈裟なのよ……舞花ありがとう!神上さんにも改めてお礼を伝えてね」
「うん……じゃ、また…」
恥ずかしそうにシンヤに寄り添うサヤと
大事そうにサヤを抱きかかえたシンヤを見て
何だか心からほっこりした
もう…私の初恋はちゃんと終わってる
そう感じた