永遠の恋を君に
5.焦る気持ち
コンコン…
翌朝、誉はノックをして沙夜香の部屋の扉を開けた。
絨毯の上に倒れていた沙夜香を見つけて、誉は慌てて駆け寄った。
「おい!大丈夫か?」
額に手を当てる。
「…っ!熱が高い。」
沙夜香をベッドに寝かせて、侍医の柴田さんを呼んだ。
「酷い風邪じゃ。昨日何かあったかのぅ?」
昨日…?
言われて誉は考えた。
沙夜香は、昨日高等部になっての初めての授業があった。夕食の時にたまにラウンジへ行く約束をした。
そこでふと違和感を覚えた。
(昨日の夕食の時、沙夜香ちゃんは直樹と喋っていなかった…)
翌朝、誉はノックをして沙夜香の部屋の扉を開けた。
絨毯の上に倒れていた沙夜香を見つけて、誉は慌てて駆け寄った。
「おい!大丈夫か?」
額に手を当てる。
「…っ!熱が高い。」
沙夜香をベッドに寝かせて、侍医の柴田さんを呼んだ。
「酷い風邪じゃ。昨日何かあったかのぅ?」
昨日…?
言われて誉は考えた。
沙夜香は、昨日高等部になっての初めての授業があった。夕食の時にたまにラウンジへ行く約束をした。
そこでふと違和感を覚えた。
(昨日の夕食の時、沙夜香ちゃんは直樹と喋っていなかった…)