永遠の恋を君に
「そういえば知ってる?」
ティーカップの中の紅茶を飲んでから瑠璃子は言った。
「久我財閥の社長令息と榊原財閥の社長令嬢が、婚約したそうよ。榊原って、時枝のライバル会社でしょ?そこがあの久我と提携したら、沙夜香のお父様も大変になるでしょうね。」
ーーーーーーガシャーン
「わぁ、びっくりした。大丈夫?」
見ると、直樹がティーポットを落としていた。
沙夜香が慌てて駆け寄ろうとするが誉に止められる。
「申し訳ありません。大切なポットを…」
「そんなことはどうでもいいのよ。怪我はない?」
「はい。大丈夫です。園澤様、申し訳ありません。」
「私のことは気にしないで。」
瑠璃子も心配そうに直樹を見ていた。
直樹は誉とその場を片付けて、逃げるように自室へ戻っていった。
ティーカップの中の紅茶を飲んでから瑠璃子は言った。
「久我財閥の社長令息と榊原財閥の社長令嬢が、婚約したそうよ。榊原って、時枝のライバル会社でしょ?そこがあの久我と提携したら、沙夜香のお父様も大変になるでしょうね。」
ーーーーーーガシャーン
「わぁ、びっくりした。大丈夫?」
見ると、直樹がティーポットを落としていた。
沙夜香が慌てて駆け寄ろうとするが誉に止められる。
「申し訳ありません。大切なポットを…」
「そんなことはどうでもいいのよ。怪我はない?」
「はい。大丈夫です。園澤様、申し訳ありません。」
「私のことは気にしないで。」
瑠璃子も心配そうに直樹を見ていた。
直樹は誉とその場を片付けて、逃げるように自室へ戻っていった。