私も彼に愛されたい!


「あ!ひかるやっと戻ってきた!
大丈夫…って…泣いた…?」

朱莉が心配そうな顔して私のところへ来る。

「目にゴミ入っちゃって!なかなか取れなくてさ!」

「ひかる…」


朱莉に心配かけたくない一心で言葉を探す。
だけど、

「ひかる、私ちゃんと分かってるよ。
ひかるが無理してることも。私頼りない?だから何も話してくれない??」

「朱莉、違う!」

「私ね、ひかるが無理すればするほど、それが苦痛なの。苦しいの。分かる???」


「朱莉…」

私が何も言わないから…
逆に心配かけてたの…?

「…もう直ぐリレー始まるね。近くでみよっか」

朱莉はそう言って少し前を歩いた。


朱莉にあんな顔させるなんて…
最低だ…私…




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