私も彼に愛されたい!


「誘われてないってどういう事よ。」

「そのまんまの意味なんですけども…」

朱莉は腕を組み、鋭い眼差しを私に向けていた。

「流川ってそういう奴だっけ?」
「そういう奴とは?」

「イベントに疎いみたいな?」

そんなことないよね?
だって記念日だって覚えててくれてるし…
誕生日はお互いまだきてないけど知ってるはず…

「…さ、さぁ…」

「はぁー。もうこうなったら、ひかるから誘いなさい。」

「え!?私から!?」

「だって、ひかるが誘わなかったら流川と過ごせないかもしれないよ!?」

そうかもしれないけど、
だけどだけど…クリスマスだよ?



クリスマスはやっぱり、
彼氏から誘われてみたいよ…






< 122 / 143 >

この作品をシェア

pagetop