私も彼に愛されたい!



ピピピピっ…

24日の朝。

目覚ましの音で起きる。

「ん〜。」


まだ眠たい。
予定だって何もない。


でも、
もしかしたら途中で誘われたりしないかな。なんて期待してしまってる自分がいるから、
朝に目覚ましをかけてしまった。


「はぁ。起きよっと。」


朱莉はもう春くんと一緒かな〜。


「あら?ひかる出かけないの?」

仕事に行こうとしていたお母さんと玄関で会い、そんなことを言われる。

「どうして??」

「どうしてって…アンタ今日クリスマスよ?」

「うん…?」

「はぁ…この子ったら。彼氏の一人や二人いないのかしら」

2人って…お母さんそれはもう二股だよ…
しかもその1人とは危機状態だよ…

「とりあえず仕事行ってくるからね」

「うん、いってらっしゃーい」


お母さんも仕事へ行ってしまい、
家に1人の私。


「寂しい…」


峻くんに会いたいよ。






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