私も彼に愛されたい!


バイト忙しいのかな。


そんな時に私から連絡したら迷惑だよね。



結局連絡は来ないまま、
家族でクリスマスを過ごし眠りについた。


______________。



25日。


もうここまできたら、完全に諦め。


「はぁ〜。」


でもさでもさ?
連絡くらいしてくれたって…

「いいのに…。」


夜、お母さんが晩御飯の準備をしている時、
インターホンが鳴った。

「ごめんひかる、出てくれるー?
宅急便かも」

「は〜い」

私はインターホンを見ずに、
ドアを開けた。


「…っ!」


ドアの向こうに立っていたのは、



「…峻くん…っ」



ずっと会いたかった彼だった。






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