私も彼に愛されたい!


春くんに見せると、怒られている朱莉。

「はぁ…本当ダメ。朱莉当日休んでくんない?」
「無理に決まってるでしょ」

目の前でいちゃつき始める2人。
いや…私のこと忘れてない??

こんな格好で峻くんのクラス行くの恥ずかしいし…


「ひかるいる?」

タイミングいいのか悪いのか、
峻くんが私の教室へ来て私を探す。

「…っ」

私を見て固まる峻くん。
待って、幻滅してる最中じゃない!?

「しゅ、峻くん、違うのこれはね!」

なにも違くないのに、
必死に言葉を探す私。

「…来て」


私の手を引いて誰もいない教室へ入る峻くん。


< 42 / 143 >

この作品をシェア

pagetop