私も彼に愛されたい!


「あ、あの…」

背中を向けている峻くん。

嫌われちゃったかな…?

「その格好、誰にも見せたくないんだけど。」
「えっ?」

思ってもみなかった言葉でビックリする私。

「ごめん…可愛すぎてやばい。」

そう言って峻くんが私の方を見る。
峻くんの頬は赤くなっていた。

「峻くん?」

近づいてくる顔。
私はそっと目を閉じた。

「ん…」

チュッと軽く触れるだけのキス。

「ごめん、もうちょっとしてもいい?」

恥ずかしくなって小さく頷く私。

「…んんっ」

さっきよりも激しいキスにすぐに酸欠になる。

「ぷはっ…」

唇が離れた時には、はぁはぁと息をしていた私。

「その顔…たまんない。」

峻くんが濡れた私の唇を親指で拭う。

「その目、誘ってんの?」

「えっ!?そんなこと!!」

私が必死に答えると峻くんは笑いだした。

「ははっ、冗談だよ」

笑った…
笑った!!!!



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