私も彼に愛されたい!
朱莉side
「ひかる…」
さっきから全然、手が動いてない…
顔も死んでるし…
大丈夫かな。
「朱莉」
「あ、春。」
人も少なくなって余裕ができた春が私のところへ来る。
「ひかるちゃん、大丈夫?」
「全然。流川は?」
「電話した時はめちゃめちゃテンション低かったよ」
なんだ、流川も気にしてるんじゃない。
後は話し合えば解決できるんだろうけど…
幼なじみが正直邪魔臭い。
何なの?
せっかく仲良くなれたんだから邪魔しないでほしい。
美人だか何だか知らないけどさ、
ひかるの方がいいに決まってんだから!
「朱莉!あの子だよ、幼なじみ!」
「は?何でここにくんのよ。しかも、ひかるのこと見てるじゃない!」
ひかるが危ないと察知したのはすぐだった。