私も彼に愛されたい!


「あ、もちろん流川に言ってもバラまくから。」

汚いやり方。

別れたくない。
でも…峻くんを守りたい。

「峻くんと別れてどうしろって言うの?」

「決まってるじゃん、俺と付き合うんだよ」

「なんで?」

私はこんな人と付き合いたくない。

ふと峻くんの笑顔を思い出す。
だけど、私が峻くんと別れたら峻くんの笑顔を守ることできる…?


「君が欲しいんだ、初めて見た時から。
流川になんてもったいない。どうする?」

九条くんは、写真をペラペラして私に見せる。



私は__________。







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