桜散る頃君に会いに行く
まるで世界がモノクロのように見えて、私の世界に色がつくことはもうないと思っていた。




私は今でも、外出許可が出た日は必ずあの時行った桜の木の公園に行く。



なんでかって?



あの桜の木は残りの命の砂時計みたいなものだから…




そして、まだ寒かったあの日君に出会ったんだ



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