十人十色恋模様
「あー……」


「仁くん大丈夫?」


「大丈夫じゃないから……本当マジで」


蛇を巻かれ、気絶寸前だった俺は、あのあと爬虫類館を出て近くのベンチで休んでいた。


「ごめんね。楽しくなっちゃってつい……」


「はぁ……もういいよ」


こんなことになっても幼馴染に対しては甘い俺。


なんだか振り回されてばかりだな。
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