十人十色恋模様
「このままだとダラダラと話しそうだし、結局言わないってことになりそうだから言う」


「うん」


何が言いたいのか、どんな言葉をくれるか私にはわからないけど一つだけわかったことがある。


彼は真剣だということ。


これなら振られてもきっと後悔はない。


幼馴染として、またいられる。


彼はひと呼吸置いたあとに私に再度向き合った。
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