十人十色恋模様
「ふわぁ……」


欠伸が止まらない。


今日、授業中寝そう。


「でっけぇ欠伸」


声のした方向を振り向くと、そこには仁くんが眠たそうに立っていた。


「おはよう。仁くんも眠たそうだね」


「おは〜。昨日ゲームに夢中になって、気づいたら寝落ち」


「ふふっ。それで寝不足?」


「まぁ……そう言えば双葉。数学の課題やってきた?」


いつも通りの会話。


これが私と新見仁の日常だ。
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