十人十色恋模様
言葉や行動が軽くなった気がする。


昔は『可愛い』だなんて口が裂けても言わなかったし、女子と会話をするのも顔を真っ赤にさせてた記憶がある。


ちなみに上で言ったことは私に何1つとして該当しない。


いつも通りだし、『可愛い』なんて言葉もない。


会話をする時に真っ赤になるなんてありえない。


そう考えると、仁くんは私なんて眼中にないんだろうなぁとちょっと(いや、かなり)落ち込む。


でも、小さい頃からの付き合いもあって私は彼を信用している。


なんだかんだ言ってもやる時はやる男なのだ。


たまにポンコツになるけど……。
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