十人十色恋模様
「それって前川一麻でしょ?」
「は?」
声のした方(つまり私の後ろ)を振り向くと、そこには新見仁(ニイミジン)がいた。
彼にバレると厄介だ。
何故なら彼はとても口が軽いからだ。
「何言ってんの?」
平然を装い、話をはぐらかす。
こういうのは割と得意な方。
「でも俺見たよ?お前が前川とすれ違って振り返ってたところ」
「は?いや、何を根拠に」
「俺の目?」
「くだらない……」
「は?」
声のした方(つまり私の後ろ)を振り向くと、そこには新見仁(ニイミジン)がいた。
彼にバレると厄介だ。
何故なら彼はとても口が軽いからだ。
「何言ってんの?」
平然を装い、話をはぐらかす。
こういうのは割と得意な方。
「でも俺見たよ?お前が前川とすれ違って振り返ってたところ」
「は?いや、何を根拠に」
「俺の目?」
「くだらない……」