十人十色恋模様
「恋する女の子は無敵ってね……」


「双葉?」


「ううん。何でもない」


少し長めの髪を触ってみる。


イメチェンでもしてみようかな?


……って今更だよね。


「先輩ー!ふーたーばーせんーぱーい!」


大きな声が教室内に響き渡る。


「あ!いた!!先輩〜。助けてくださいよぉ」


「うん、わかったから少しボリューム下げようね?四季ちゃん??」


そう言いながらニコニコと菅野四季(カンノシキ)に笑顔を向けた。
< 72 / 229 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop