十人十色恋模様
「でもさ」

腕を組みながら仁くんは話を続ける。


「わざわざ双葉を呼び出しての相談事じゃん?なんだろうな」


「しかも、仁くんにも聞いてもらいたいって言ってたね。なんだろう?」


「宇月のことだからやっぱり四季のことじゃない?双葉は四季と仲いいし」


「でも仁くんもってことは部活とか勉強のことかもよ?」


私たちは首を傾げながら相談事の予想をしていた。


結局昼休み時間だけでは分からなかったため、放課後まで待つことにした。
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