十人十色恋模様
『拒否』の一言では俺達もどう助け舟を出したらいいのか悩ましい。


四季の事だから、宇月がなにか企んでいることを知って、このメッセージを送ったんだと思うが。


企んでいる内容が違う。


恐らくだが、メッセージでやり取りすると、事が悪化しそうなので、1つ提案を出すことにした。


「電話」


「え?」


「電話で誤解を解いて、デートの約束を取り付けろ」


「で、でも……」


「いざとなったら俺がフォロー入れてやるから。ほら、早くしねぇと誤解されたまんまだぞ?」


「わ、わかりました」
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