十人十色恋模様
宇月は俺の言葉に納得した様子だったが、何故か携帯を持って教室から出ようとする。


「どこ行くんだ?」


「電話をかけに」


「ここでかけたらいいだろ?」


「は、恥ずかしいんです!何かあったら戻ってきますので!」


そう言って恥ずかしそうにしながら教室から出ていった。


乙女か!なんて宇月に対して心の中で突っ込んだのはナイショの話。
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