アナタに贈る最後のラブレター
はじめのことば。

ひとりぼっち。



いまでもよく思い出すの。

「だからお前は、、」 
そう言って呆れるアナタ。

私のこといちばん分かってるような口聞いて、いつも守ってくれたね。

私はそんなアナタの優しさが嬉しかったから、わざと守ってもらうように危なっかしくいたんだ。

そんなわたしにバチが当たったのかな。

私が悪い子だったから、神様は私から大切な人を、アナタを取り上げてしまったんだね。

いくら思い出したって感触が戻ることは無い。

あなたの笑った顔も、悔しんでる顔も、喜んでる顔も、苦しんでる顔も、もう想像でしか会えなくて。

いくら名前を呼んでも、
「なあに?」
って振り向いてくれる背中はなくて。

ねえ、

アナタはどこに行ってしまったの。

私の名前を呼んでよ。

私を強く抱き締めてよ、、。

アナタがいいの。アナタじゃなきゃダメなの。

ねえ、お願い、、。

もう一度会いたいの。
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