COLORDAYS
「俺は荷物の番でもしてるよ、」

カナメは缶ビールに口をつけて
タバコに火をつける。


「もしかしてカナメ泳げないの?」

サラはそんなカナメに不思議な顔をして問いかける。

「ばっばばか言ってんじゃねーよ!!誰が荷物見るんだよ!!べ、別に泳げないとかじゃねーよ?ただ荷物盗まれたらどーすんだってことで…」


「カナメさーん。ここ、俺らしかいないっすよ」

「……あ、あぁあれだ!!あれだよ!!ほら!!リスとかゴリラとか出てきたらどおおおすんだ?!ほら、やっぱ荷物見てねーと危ねぇって、あぶねんだよ!!」



そんな焦るカナメに

ニヒル顔をしながら近づくサラとナツキ

「「あーそーぼ??」」


「あ、や、やめてえええええええええええ」


カナメの断末魔が海の奥まで響き渡る






「夏だな…」

アズマはその光景を笑いながら見ていた。
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