COLORDAYS
「…ほら。ジッとしてくれ」



フワっとナツキがサラの前に立ち
慣れた手つきで浴衣を質していく。

「ナツキの手冷たい。」

「それは勘弁してくれよ、俺もこれから風呂入るし。どうだった?湯加減は」

「広かった。ライオンからゲロが出てた。」

「入る気なくすからゲロはやめて」


そんな二人の後ろから鬼の顔をする三人


「あれれ、あの糞ガキなんであんなサラちんに馴れ馴れしいん?イケメンだしなんか腹立つんやけど殺してもええかな?」

「あれれ、ナツキお前いきなり抜け駆け?お父さん許可したっけな〜?サラちゃんに触れていいなんて言ったっけなぁ〜?黒魔術の本確か持ってきてたよな〜俺。」

「あれれ、ナツキくーん?君らしくなーい、旅行で浮かれすぎて本来自分がチェリーだって事忘れてなーい?作者さーんこいつの存在だけ消してくんな〜い?」



ジリジリと鬼の顔した三人に詰め寄られるナツキは呆気なく三人の鬼に捕まり殺られたい放題




彼らを見てサラの口が少し上がる
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