COLORDAYS
「なんも心配することねーさ、海ってやつは悩んだ時に見たくなるもんなんだよ。お前が悩んでるって事だろ。何に悩んでるか知らねえけど、俺らはお前のそばにいる。何があろうと、いずれお前が俺らからいなくなろうと、探し出す。それぐれーの気持ちでお前といるんだ。」
サラが座る隣で真っ直ぐ立つ男
「…アズマ」
「お前はお前らしくいけばいい。俺らに捕まった以上地獄の底まででも付いてってやる。」
真っ直ぐ、真っ直ぐ海を見る目は
サラを安心させる強い目をしていた。
「神威はお前と共にある、な?」
ニカッと笑うアズマ
サラの後ろにはさっきまで寝ていた男達が
真っ直ぐ海を見つめて立っていた。
「…ふふ、ありがとう」
初めてサラが笑った日はみんなの大事な思い出となった。