COLORDAYS
休校となっている学校は静かで
そんな学校の校門にツバサの姿を見つける。

「あ、サラ!!久しぶりだね」

サラの姿を見て喜ぶツバサ
久しぶりに会った彼は少し痩せていた。

「ツバサ、痩せたね」

「そう?けっこー飯食ってんだけどなー。サラはどうなの?最近メールくれないから心配してたんだけど」

「ごめん。ふつーーかな。」


誰もいない校内を歩きながら
園庭のベンチへと腰をかける

「なんかサラ少し変わったね。」

「?」

「柔らかくなった、なんか妬けるなー。俺といても変化なんて一切無かったのに」

ぷうーと膨れる顔をするツバサに
指で頬をつつく。

「ツバサは…」

「俺は相変わらずだよ。まーやる事沢山あるんだけどさ、サラが笑ってればそれでいんだよ俺は」

眩しいくらいの笑顔でサラを見つめるその顔に、胸が熱くなる。


「私この前…頭の中で誰かが叫んでるのが流れたの。」


俯くサラの横で

ツバサは絶望した表情に変わる

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