COLORDAYS

「あ、ごめんフリーズしてた!!」

黙った俺に眠たそうな視線を送ってくる彼女

「その【神威】がね!!サラちゃんに興味を持ったらどうする?」

「どうでもいい。アントニオ猪木のタオルの色が赤から青に変わるぐらいどうでもいい」

「いや!!猪木さんのトレードカラーが変わったらかなりの衝撃がお茶の間に走るよ!!」


この子には何も通用しないんじゃないか…?

いくら彼らでもきっとこの子は手強いぞ…。

「昼間に屋上行くんだろ?」

「多分」


必ず行くね、彼女はいつも屋上に行くのを

俺は把握済みだからね。

屋上から空をただボーーと見つめるだけの様子を。



「ま!!俺の話はおしまい!!」

「何が言いたかったのか分からないけど、もう…限界…」


彼女は横になり長いマツ毛が下へと向く。
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