COLORDAYS
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「はー?!なんで気に入られてんの?」
事の経緯を簡単に説明されたツバサは
思わず頭を抱える。
「なんで怒るのかが分からないけど」
「いやありえね〜よ。まじかー、サラの事だからきっと無視決め込むと思ってたんだけど。」
「私そんな非道に見えてるの?」
「うん、目で相手を失神させるぐらいにね」
「目より自らの手を下そうか?」
「うん、ごめんなさい。」
どうしてここまで焦ってるのかサラには
わからず。目の前で落ち込むツバサの様子を
ただ見ているだけだった。
「で、毎日会うつもりなの?」
「毎日はウザイ」
「俺だって遠慮してんのに。どうするの?」
「実は、私…」
「?」
「透明人間なんだ。」
「は?!まじ?!」
「って言ってみたかったんだよね。」
「そんな真顔で言われたら信じそうになったよ俺!!てかなんで透明人間?!え、なに、透明人間だったら毎日会わなくて済むのに〜って言いたいの?いや、分かりにくいよ!あんまり俺で遊ばないでええ!!」
サラのペースに乗せられるツバサ
ほんとに神威の事はどうするんだ?と考えるも
サラはきっと何も考えてないんだろう。