COLORDAYS


「アズマもそうなの?」

「…?」

「人と群れるのがカッコイイの?それとも1人が怖いから群れてるの?」

「それはちげ〜よ。」

ナツキが割って入るように話し出す。

「1人じゃ無理な事を周りと補うんだよ、確かに1人は楽だけどよ。仲間にしかないものってのがあんだよ。どんなに他人に興味なかろーが1人が良かろうが、周りがいる事で初めて気づくこともあんだよ。」

「ナツキ…。」

後ろではカナメがナツキを優しく見守る。

アズマもサラの横で目をつぶり耳を傾ける

「何を気づくの?気づいてなにか変わる?」

「ふ、まるで物知りたい年頃みたいな事言うな。自分で気づかなきゃ分からねー、それに」



三人はサラの前に立って手をのばす。


「「「変わる」」」


自信に満ち溢れた三人の言葉に微かに

ほんの微かにサラの瞳が揺れる


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