COLORDAYS
「サラ、あの男学校来てないんだろ?」
ナツキの発言にサラの瞳は少し大きくなる。
「なんで知ってるの」
「少し前に二人でいるの見かけたから、最近見ねえなーと思ってさ。」
「ナツキには関係ないよ。」
その言葉にグッと押し黙るナツキ
関係ない…まーね。
「何の話か読めねえんだけど?」
何も知らないカナメはポカーンと
サラとナツキを交互に見る。
「ツバサの事は大丈夫。私も大丈夫」
「…サラ。」
梅雨のせいなのかあの男のせいなのか
最近のサラは元気がないように見えたから
ナツキはそれを心配してるのはサラも分かっていた。
「そうかい、あ、カナメさんまだそこにいたんすか?」
「いちゃいけねえのか!!おい!!話が読めねえけどよ…なんかあったら相談しろ、お前ら2人」
「「カナメに?ありえない。」」
サラとナツキはハモっていう。
怒りでプルプル震えるカナメに哀れみの目を向けるアズマは心の中で思った。
神威に悪魔が増えた…と、