君と僕の21日間

「あーでも、そんなわけないよな。誰かのイタズラだろ。」

頭を抱え、ベットに寝転がった。

榛名美琴は死んだ。それは紛れもない事実だ。





位置情報って自分がいる場所を送るアレだよな、、、。

でもLINEの乗っ取りとかもあるし、気にすることない。



靄が頭の中に広がって行く。
気にするなと呪文のように唱えてもそれが止まることはないことは、知っていた。



全身を振り起し、下の階に降りる。

昼飯でも食べて思考を止めるしかない。


キッチンに行き、冷蔵庫を開けると、ラップがかけられたおかずがいくつかあった。
冷凍ごはんを4分、豚の生姜焼きと餃子はそれぞれ2分ずつレンジで温め直し、その間にポテトサラダをスプーンで頬張った。
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