君と僕の21日間
榛名の声が聞こえた。
透き通る澄んだ声、この声は好きだった。


振り返ると、本当に榛名美琴が立っていた。



ストン


身体の力が抜け、尻餅をついた。




そんなことがあるんだろうか。
彼女は死んだはずだ。
墓に名前だって書いてるじゃないか。
やっぱりこれって夢なのか。




頭がぐるぐるする。



「うふふ。驚きすぎだよ。」

「あ、、、いや、だって、はいな、、、だよな?」

「うん。びっくりした?」

「びっくり、、、っていうか、え?なんで?」

「もうすぐお盆だからね。戻ってきたんだよ。」


「ま、、、まじか。」


てことは、おばけ?
え?まじで?
おばけ見えんの??俺。
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