君と僕の21日間

「あーーびびった。卒業式の後に呼び出されると思わなかった!」



全身から力が抜け、座り込むと、榛名も同じように座った。


「ごめん。でも絶対今日のうちに言わないと思って。」


イタズラに成功した子どものように、笑う。


「この後のクラス会行く?」

「行くよー。
マリちゃん達が待っててくれてる。」

「そ。じゃあ、早く戻ろうぜ。
あーバレるかな。」

「ん?なにが?」

「…俺らが付き合ったこと。」

「んーどーだろー。バレそう。」

「だよな、、、しゃあないか!」


立ち上がると続けて立ち上がった榛名の背丈は、ちょうど肩に額がくるくらいだった。


こんな小さい子だったんだ。
この子が今日から俺の彼女なんだ。
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