君と僕の21日間
「いや、俺、スマホ持ってないんだよね。」
「あ、、、そうだったね。」
誰かに聞いてたのだろか。
スマホを持ってないことでよくからかわれたことを思い出す。
そもそも携帯すら買ってくれない親がスマホなんて買ってくれるわけなかった。
それでも友達がやるゲームをしたくて、手伝いをひたすらやり続けたら、最後の条件が、志望校に合格したら、だった。
無事合格したんだから、明日にでも買って貰えばいいんだ。
「LINEIDだっけ?あれ教えてよ。合格したら買って貰う予定だったから、買ったらすぐ連絡するよ。」
「わかった!ちょっとまってね。」
女の子らしい白いトートバッグから、手帳とピンクのペンを取り出すと、1枚紙を千切り7文字のアルファベットと数字を書いた。
「はい、無くさないでね。」
「おう。さんきゅ。」
月明かりの中、30分、中学の思い出話をしながら帰った。
この日が、たぶんオレの人生で一番幸せな日だった。
「あ、、、そうだったね。」
誰かに聞いてたのだろか。
スマホを持ってないことでよくからかわれたことを思い出す。
そもそも携帯すら買ってくれない親がスマホなんて買ってくれるわけなかった。
それでも友達がやるゲームをしたくて、手伝いをひたすらやり続けたら、最後の条件が、志望校に合格したら、だった。
無事合格したんだから、明日にでも買って貰えばいいんだ。
「LINEIDだっけ?あれ教えてよ。合格したら買って貰う予定だったから、買ったらすぐ連絡するよ。」
「わかった!ちょっとまってね。」
女の子らしい白いトートバッグから、手帳とピンクのペンを取り出すと、1枚紙を千切り7文字のアルファベットと数字を書いた。
「はい、無くさないでね。」
「おう。さんきゅ。」
月明かりの中、30分、中学の思い出話をしながら帰った。
この日が、たぶんオレの人生で一番幸せな日だった。