あの日の帰り道、きっとずっと覚えてる。
◇◇◇
「海光ー!そろそろ起きないと、遅刻するんじゃないのー?」
忙しく朝食をつくる。
いつもなら、おばあちゃんと私が朝と昼担当で、晩は三人で協力して作り、片付ける。
ただ昨日からおばあちゃんの体調が悪い。
一人で家事を手際よく進める。
海光が眠そうな声をあげて起きてきた。
目を擦りながら、カレンダーを見つめている。
「んー。…あれ?今日、卒業式や!そういや昨日、三年は休みやって言われてたわ!」
歓喜の声が聞こえて、今日は卒業式で学校は休みだったことを思い出した。
バタバタしていたせいで、すっかり忘れていた。
「じゃあ海光、ちょっとおばあちゃんにお粥持って行ってくれない?ついでに起こして食べさせてあげて」
「はーい」という海光にお粥とスプーンがのったお盆を渡し、再び朝食作りを開始した。
「海光ー!そろそろ起きないと、遅刻するんじゃないのー?」
忙しく朝食をつくる。
いつもなら、おばあちゃんと私が朝と昼担当で、晩は三人で協力して作り、片付ける。
ただ昨日からおばあちゃんの体調が悪い。
一人で家事を手際よく進める。
海光が眠そうな声をあげて起きてきた。
目を擦りながら、カレンダーを見つめている。
「んー。…あれ?今日、卒業式や!そういや昨日、三年は休みやって言われてたわ!」
歓喜の声が聞こえて、今日は卒業式で学校は休みだったことを思い出した。
バタバタしていたせいで、すっかり忘れていた。
「じゃあ海光、ちょっとおばあちゃんにお粥持って行ってくれない?ついでに起こして食べさせてあげて」
「はーい」という海光にお粥とスプーンがのったお盆を渡し、再び朝食作りを開始した。