あの日の帰り道、きっとずっと覚えてる。
***
葬儀場に戻ってきた私はすぐそばにあった公衆電話から翔琉のお母さんに連絡をした。
そして、すぐに来てくれるとのこと。
言った通り、翔琉のお母さんは五分も経たないうちにやってきた。
三人で叔父の元へ向かい、私は叔父に向かって初めて声を出した。
「お、叔父さん。ちょっと、話があるんです…」
「なんだ。……そちらは?」
なんと説明しようか迷っていると、翔琉のお母さんが前に出てくれた。
「初めまして。光希歩ちゃんの友達の母親の天野川千佳(チカ)と申します。ちょっとお話がありまして…向こうの方で少しよろしいですか?」
「ああ、どうも初めまして。叔父の岸元泳司と申します。もちろんですよ。さあ、こちらへ」
上手く言うからね、というように翔琉の母は私たちに向かってウインクをする。
二人は私たちから離れた所で話し合った。
私と海光も必死に祈る。
これから私たちがどう生きることになるか、この話し合いにかかっているんだ。
葬儀場に戻ってきた私はすぐそばにあった公衆電話から翔琉のお母さんに連絡をした。
そして、すぐに来てくれるとのこと。
言った通り、翔琉のお母さんは五分も経たないうちにやってきた。
三人で叔父の元へ向かい、私は叔父に向かって初めて声を出した。
「お、叔父さん。ちょっと、話があるんです…」
「なんだ。……そちらは?」
なんと説明しようか迷っていると、翔琉のお母さんが前に出てくれた。
「初めまして。光希歩ちゃんの友達の母親の天野川千佳(チカ)と申します。ちょっとお話がありまして…向こうの方で少しよろしいですか?」
「ああ、どうも初めまして。叔父の岸元泳司と申します。もちろんですよ。さあ、こちらへ」
上手く言うからね、というように翔琉の母は私たちに向かってウインクをする。
二人は私たちから離れた所で話し合った。
私と海光も必死に祈る。
これから私たちがどう生きることになるか、この話し合いにかかっているんだ。