あの日の帰り道、きっとずっと覚えてる。
***
徐々に学校にも慣れ、八歳の誕生日も過ぎた三月の十三日。
妹が生まれた。
名前は、海に光と書いて海光(ウミ)と読む。
私はお姉ちゃんになった。
嬉しくてはしゃぎまわった。
その日は土曜日だったため、月曜日、登校してすぐにカクやアズちゃんに話した。
「キホぢゃんも?俺んとごろも妹生まれだんだ!二月の二十日に生まれで、〝海美(ウミ)〟っでいう名前なんだ」
カクが目を輝かせながらそう話してきた。
「海美っていうの!?すごい!同じだね!私の妹も〝海光〟って言うよ!」
そんな偶然に喜びあった。
アズちゃんはお姉ちゃんが一人いるらしく、下が生まれたことを羨ましそうに話し合っていた。
そんな話題が、いつしかそれぞれの親にも渡ったらしく、今度お茶でもしましょうか、ということになった。
徐々に学校にも慣れ、八歳の誕生日も過ぎた三月の十三日。
妹が生まれた。
名前は、海に光と書いて海光(ウミ)と読む。
私はお姉ちゃんになった。
嬉しくてはしゃぎまわった。
その日は土曜日だったため、月曜日、登校してすぐにカクやアズちゃんに話した。
「キホぢゃんも?俺んとごろも妹生まれだんだ!二月の二十日に生まれで、〝海美(ウミ)〟っでいう名前なんだ」
カクが目を輝かせながらそう話してきた。
「海美っていうの!?すごい!同じだね!私の妹も〝海光〟って言うよ!」
そんな偶然に喜びあった。
アズちゃんはお姉ちゃんが一人いるらしく、下が生まれたことを羨ましそうに話し合っていた。
そんな話題が、いつしかそれぞれの親にも渡ったらしく、今度お茶でもしましょうか、ということになった。