【完】スノードロップ ~希望~
そして、また20分後……

売店に行き、戻ってゆっくりしている内に、名前を呼ばれた

「柚季ちゃん、入って」

「菜々美……」

「いいよ」

「!ありがとう!」

「失礼します」

「そこに座って」

なんか……空気が重たい……

まさか……じゃないよね……

「柚季ちゃん。今から言う話を受け止められる?」

「……はい」

「そう……。じゃあ、話すわね」

……聞くのが怖い

「単刀直入に言うわ……」

……

「余命、あと1年です」
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